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FUEKI vol.66

エディトリアルデザイン&イラスト

福武教育文化振興財団の機関紙「FUEKI」の66号のデザインとイラストを担当させて頂きました。

表紙をイラストにし、文字量を減らし、文字も大きくして、コンパクトかつ楽しい印象になるようにとのご依頼をいただいたリニューアル号です。リニューアルに当たってはかなり試行錯誤。試行錯誤が実を結び、届いているようにと祈るばかり。

​表紙絵はアナログとデジタルを駆使して4層構造になっています。一枚絵にするのではなく、仕掛けを作りたいと考え、3Dと2Dが共存したような絵に仕立てました。和菓子はリアルな3D、皿の部分はあえてペタッとした線画の2D、それをデジタルで合成することで、古今東西折衷なビジュアルになることを目指しました。

イラスト自体もレイヤーに分けて描き分けています。頭でシュミレーションして描き分けるのですが、ディスプレイで合成するまで意図する結果が得られるか分からず、かなりドキドキしながら進めました。背景はこのパターン以外にも数種類描いています。

 

表紙絵も担当させていただけるということで、大変有難く感じるとともに、重責を感じながら、時間の制約の中でできる限り試行錯誤を繰り返しました。

デザイン面は、太い罫線を交差することによってタイトルや見出しを区分けしています。またイラストへ視線を誘導する仕掛けにもなっています。裏表紙でも罫線が文字の区分けの役目を担っています。

裏表紙では、お皿の線画をデジタル変換して朱色にし、文の背景にあしらっています。表紙絵と関連した文章なので、表紙とゆるやかな関連性を持たせました。

編集発行 : 公益財団法人福武教育文化振興財団

制作 : 株式会社吉備人 

印刷 : 株式会社三門印刷

新しく始まった「福武コレクションものがたり」では、カジュアルなイラストを用いて、楽しくわかりやすく内容を伝えられるようなページにしています。ごちゃごちゃに見えず、かつ線画でも寂しくないよう、使用色を絞ってシンプルにまとめています。なお線はデジタルではなく全てアナログです。

イラスト制作の際、DVD「国吉康雄を探して」を借りて観たり文献を探したりしてイメージを膨らませました。

巻頭ページの対談や、その他のインタビューやイベント紹介ページでは、人物のスナップ写真が多いので、どのように見せれば興味を持って読んでもらえるか、いつも以上に何度も試作を繰り返しました。


FUEKIのお仕事ではさまざまな学びが多くあり、仕事とともに成長させていただけることにいつも感謝です。

 

「福武コレクションものがたり」の制作にあたり、会社の創業者である福武哲彦氏の言葉や生涯について書かれた文章を読んだのですが、どのようなことが起きてもグイグイと生き抜く様と、文化と教育、そして地域のことを大切に思う理念に心動かされました。

そしてその理念が現在も会社に脈々と受け継がれていることに感銘を受けます。

編集発行 : 公益財団法人福武教育文化振興財団

制作 : 株式会社吉備人 

印刷 : 株式会社三門印刷